Cohana 基本の5色の物語 みずあさぎ

日本人は四季の移り変わりの中で様々な色を感覚で感じ取り、名前を付け、毎日の生活に取り込み楽しんできました。
日本の伝統色は460種類以上あるといわれており、日本人の色彩感覚の豊かさが感じられます。この数多く存在する日本の伝統色の中から、日本の良さが伝わる色展開にこだわり、Cohanaの基本の5色を選びました。
Cohanaの基本の5色から「みずあさぎ」についての Story と おすすめ商品 をおとどけします。
水色がかった浅葱色(あさぎいろ)で、水色を感じる緑をさします。山間の透き通った水の色を連想させるような色、それが水浅葱(みずあさぎ)です。
日本伝統の藍染においても、水浅葱(みずあさぎ)が登場します。淡く染めた藍色のことを指します。
藍染は、藍の葉を発酵させて作った藍液を甕(かめ)に入れ、それに糸や布を浸して染色の回数を重ねて濃い色へと染めていきます。
藍染の色に関しては「藍色四十八色」という言葉があるように、最初の薄い色からだんだんと色の濃さが増し、最も濃い黒に近い紺色に到達するまで、たくさんの色があります。日本人は染めを重ねることで変化する藍色それぞれに名前を付けたのです。

最も染めの薄い白に近い水色を「白藍(しらあい)」、次の少し染めを重ねた薄い水色を「甕覗(かめのぞき)」と呼びます。藍の甕をちょっと覗いた程度という意味です。
その甕覗に染めを重ねた次の段階の薄い青緑、水色がかった浅葱色が「水浅葱(みずあさぎ)」です。みずあさぎはフレッシュな緑と水色の透明感が調和した色です。
その次が「浅葱色(あさぎいろ)」です。神社の神職の方がお召しになってる装束の鮮やかな緑の袴や、幕末に活躍した新選組の羽織も浅葱色だそうです。
Cohanaの緑を代表する みずあさぎ を通して藍染にまつわる色の名前を触れるだけでも、日本人の素晴らしい色彩感覚と豊かな感性がうかがえます。
みずあさぎ の道具は落ち着いたトーンでピースフルな気分を運んでくれます。手仕事の時間にリラックスできる気分を運び、リフレッシュさせてくれる色です。ぜひお手元にひとつみずあさぎの道具を加えてください!もちろん みずあさぎ でのお裁縫箱のコーディネートもおすすめです。

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